2020年03月02日
Q:相続手続きを行うにあたり遺産分割協議書を作成する必要はあるのでしょうか?(広島)
広島在住の50代の主婦です。先日同じく50代の主人が亡くなり、急なことでしたので周りに助けてもらいながら葬儀を終え、遺品整理をし終えたところです。まだまだこれからという時でしたので、主人も特に遺言書を残してはいません。相続人は妻である私と成人の子供の2人です。これといって大きな財産もないので、遺産分割協議というほどのことをするまでもなくすんなりと話し合いを終えました。私と子供は日頃よりとても仲が良いので、このまま遺産分割は終わるように思います。このような場合でも遺産分割協議書は作成しなければいけないのでしょうか?(広島)
A:相続手続きで遺産分割協議書が必要になることがありますので、作成をお勧めします。
遺産分割協議書とは、相続人全員が遺産分割について話し合い、合意した内容を書面にしたものをいいます。遺産分割協議書は遺産分割時だけでなく、名義変更等の手続きに必要になることがあります。また、もしも今後相続人間で争いごとが起こった際や、内容を確認したい時に必要となりますので、作成しておいた方が安心です。
ただし、遺言書が残されていた場合はそもそも遺産分割を行う必要はなく、遺言書の内容に沿って相続手続きを進めるので、遺産分割協議書を作る必要はありません。
しかしながら今回のご相談者様の場合、遺言書はありませんでしたので、遺産分割協議書を用意していた方が今後の手続きがスムーズに行われるかと思われます。また、正式な書面である遺産分割協議書を作成しておくことで、後程確認したいことがあった際に便利です。
【遺産分割協議書が必要となるケース(遺言書がない場合)】
- 相続税の申告
- 不動産の相続登記
- 金融機関の預金口座が多い場合(遺産分割協議書がないと、全ての金融機関の所定用紙に相続人全員の署名押印が必要)
- 相続人間の揉め事が予想される場合
遺産分割協議書はご自身で作成することも可能ですが、相続する不動産が複数ある方や時間のない方は、専門家へ依頼する事が可能です。また、遺産分割協議書の作成についても専門家に相談する事で安心にも繋がります。
相続人の調査、財産の調査等、相続には面倒や負担も多く、思うように手続きが進まず予想以上に時間がかかることもあります。ご自身での手続きにご不安のある方は、相続の専門家が在籍するひろしま相続遺言相談窓口に依頼し、専門家の意見を仰いでみてはいかがでしょうか。広島にお住まいで、相続についての相談がある方はひろしま相続遺言相談窓口の無料相談をご利用ください。広島の行政書士が親身になって相続や遺言書作成、生前対策に関して全力でサポートをいたしております。お気軽にお問い合わせください。
2020年02月13日
Q:相続手続きをしたいのですが、自力でできるのでしょうか。(広島)
私の両親は広島に住んでいたのですが、父が数年前に亡くなり、母も闘病の末、2カ月前に亡くなりました。相続人は私と妹の2人しかおらず、妹とは頻繁に連絡を取り合っていますので、相続についての話し合いも殆ど済んでおります。思い当たる財産も広島にあるマンションぐらいで、借金もありませんでしたので、相続手続きは妹と協力して自力でやろう思っております。まずは戸籍収集からはじめようと思っていますが、そもそも相続手続きは、自力で進められるものなのでしょうか。専門家に依頼した方が良いのでしょうか。(広島)
A:ご自身で相続手続きを進めることはできます。
ご自身で相続手続きを進めることはできます。しかし、期限が決められている相続手続きもありますので、よく確認をして進めていく必要があります。
なお、相続人につきまして、お母様の相続人が誰になるのかを調査する必要があります。ご相談者様は、妹様とお2人のみが相続人とおっしゃっておりましたが、本当に法定相続人(法的に相続が認められる人)がお2人のみなのか第三者に証明しなければなりません。もしも、他の法定相続人の存在を知らず遺産分割協議を行ったとしても無効となってしまいます。そのため、被相続人であるお母様の戸籍収集をし、相続人を確定させましょう。相続手続きに必要な戸籍は、被相続人であるお母様が生まれてからお亡くなりになるまでの全ての戸籍または相続人の現在の戸籍が必要になります。戸籍謄本は、財産調査やご実家の名義変更の時にも必要となりますので、戸籍収集は必ず行いましょう。また、ほとんどの方は生まれてから亡くなるまでの間、複数回転籍をしています。全ての戸籍謄本を取得するには、過去に戸籍の置かれていた各自治体へお問い合わせが必要です。お仕事をされている方など、時間が取れない方は難しいかもしれません。郵送などで取り寄せることもできますが、請求できる権限を証明するために別の書類が必要になったり、届くまで日数がかかったりと手間がかかりますので、このような相続人調査は、相続開始時から早めに行う必要があります。
相続手続きを進める中で、分からないことや心配なことがありましたら、専門家に依頼することをおすすめいたします。ひろしま相続遺言相談窓口では、広島を中心に遺産相続・遺言書についてのお困りごとに対応しています。また、広島の皆様の相続についてのお悩みをサポートしておりますので、広島近郊にお住まいの方は、無料相談を行っておりますので、ご利用ください。ご連絡お待ちしております。
2020年01月14日
Q:父の遺言書に記載のない財産が見つかりました。(広島)
広島で生まれ、結婚してからも広島に住んでいる60代の主婦です。両親も広島に住んでおりますが、私が結婚してからは同居しておりません。闘病生活を送っていた父が先月亡くなり、先日慣れ親しんだ広島の実家にてお葬式を済ませました。お葬式に関する手続きや作業が終わりましたので、最近になって遺品整理をし始めたところ手書きの遺言書が見つかりました。遺言書は勝手に開封してはいけないと聞いていたため、家庭裁判所にて検認をして開封しました。遺言書に従って問題なく遺品整理を進めていたと思っていたのですが、途中で遺言書に書かれていない財産があることに気づきました。母の話では、亡くなる前に広島の不動産を購入したそうです。遺言書は不動産購入前に作成したとみられ、それ以前に作成した遺言書には書き加え忘れたようで、広島の不動産に関しての記載だけが漏れています。このような場合、広島の不動産の手続きはどのように進めたら良いですか?(広島)
A:遺言書に記載のない相続財産は、遺産分割協議書を作成して対応します。
相続財産を把握しきれず、“記載のない財産の扱いの仕方”について遺言書に書かれる方もいらっしゃいますので、最初にそのような項目がお父様の作成された遺言書の中にないか確認することをおすすめします。
もしそのような“遺言書に記載のない遺産の相続方法”が書かれていたら、その記載内容に従い相続します。特に記載がない場合は、その財産については相続人全員で遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成し、作成した遺産分割協議書に従い相続します。また、不動産の名義変更の際にもこの遺産分割協議書が必要になります。
遺産分割協議書は手書きでもパソコンでも作成でき、形式や書式、用紙についても規定がありませんが、内容を確認後、相続人全員に署名、実印で押印してもらい印鑑登録証明書を準備しましょう。
相続は初めて手続きをすることも多く戸惑われる方も多いと思います。ひろしま相続遺言相談窓口では、相続のみならず遺言書の作成に関するご相談も数多くいただいております。遺言書の作成は相続において非常に大切な生前対策の一つです。
法律上無効となる遺言書を作成しても全く効力を持たないものとなってしまいますので、作成する際には専門家の豊富な知識に頼ることをお勧めします。残されるご家族の為に、もめない遺言書を作成したいという方は、お気軽にひろしま相続遺言相談窓口へご相談ください。広島で遺言書に関するお困り事に対しまして、随時初回無料の相談を実施しております。広島の方はもちろんや広島周辺にお住まいの方は、お気軽にお立ち寄りください。
2019年12月13日
Q:子どもがいない夫婦です。相続時のために今から出来ることを教えてください。(広島)
私たち夫婦は現在、広島に住んでおります。結婚後に広島から広島に移住して、もう25年になります。私たち夫婦には子供がおりませんが、ここ広島を安住の地として今後も2人で余生を楽しみ、のんびりと暮らしていきたいと思っています。しかし、私たちもいい歳になり、将来の相続について少し考えるようになりました。相続財産としては今住んでいる広島の自宅の不動産と預貯金になりますが、今は2人とも元気ですので相続時の対策は何もしていません。今から出来ることや準備しておいた方がよいことがあれば、教えてください。専門家の方のご意見・アドバイスをお聞きしたいです。(広島)
A: 相続についてご自身の意向とご不安な点を明確にして準備することから始めましょう。
ひろしま相続遺言相談窓口にご相談いただき、ありがとうございます。当相談室では、相続について生前に出来ることを各ご相談者様の状況に合わせてご提案させていただきます。
まずはご自身が相続についてどのようにお考えで、どうしたいのか、といったご意向をはっきりさせ、ご不安な点を明確にすることから始めると良いかと思います。
そのうえで、お子様のいらっしゃらないご夫婦にお勧めしたい相続対策の一つとして「遺言書の作成」があります。
例えば、配偶者の方が先に亡くなっていた場合、ご自身にご兄弟や姉妹がいるときは、その方々が相続人となります。しかし、そういった親戚の方々と疎遠になっているケースですと、ご自身の遺産が意図せず親戚の方々に相続されてしまうのでは、と懸念される方もいらっしゃいます。もし、「自分の遺産は配偶者に、配偶者が先に亡くなっている場合には、親戚ではなく特定の慈善団体に寄付をしたい」というようなご意向がある場合には、ご自身の意思を遺言書に書き記しておくことが有効です。
遺言書の作成の他にも、ご自身がお元気なうちにできる相続時の対策はあります。まずはどのような相続の方法をご希望なのか、認知症などになってしまった場合はどうしたいのか、などご自身の今後のご意向を一つ一つ具体的にしていき、そのご意向に沿ってあらゆる事態に備えて取り決めをしておき、今抱えているご不安を解消するとよいでしょう。専門家であればそのサポートをすることができますので、行政書士などの専門家へ一度ご相談いただくのも一つの方法です。
ひろしま相続遺言相談窓口では相続に関するご心配事やお困りごとに初回の無料相談からご対応しております。広島近郊にお住まいの方はお気軽にお問い合わせください。
2019年10月09日
Q:法定相続分の割合が知りたいです。(広島)
先日、広島の実家に住む母が亡くなりました。その遺産の分け方について、誰が相続人になるのかと、法定相続分の割合についてお伺いしたいです。家族構成は父と長女である私、妹となります。母には兄と弟がおりますが、それぞれの相続人が受け取る割合はどのようになるのでしょうか。(広島)
A:まずは法定相続人を確認しましょう。
相続人となるには優先順位があり、同順位の相続人が複数人いるときの相続分が民法で定められています。この法律で定められている遺産の割合(取り分)を法定相続分と言います。
まずは亡くなられたお母様に対して誰が法定相続人になるのかを確認しましょう。
配偶者は必ず法定相続人になります。続いて順に子供や孫(直系卑属)は第一順位、父母(直系尊属)は第二順位、兄弟姉妹(傍系血族)は第三位となります。
上位の方が既に亡くなっている場合には、次の順位の人が法定相続人となります。
今回のご相談の場合は第一順であるご相談者様と妹様がご存命ですので、順位が下位であるお母様のご兄弟お二人は法定相続人には該当致しません。
また、被相続人に配偶者がいるかどうかで法定相続分の割合は変わってきます。
◎配偶者がいる場合
法定相続人が配偶者と子の場合は〈配偶者〉1/2、〈子〉1/2を子の人数に応じで均等に分けます。法定相続人が配偶者と父母の場合は〈配偶者〉2/3、〈父母〉残りの1/3を人数に応じで均等に分けます。法定相続人が配偶者と兄弟姉妹の場合は〈配偶者〉3/4、〈兄弟姉妹〉1/4を人数に応じて均等に分けます。
◎配偶者がいない場合
法定相続人の人数に応じて均等に分けます。
今回のご相談者様の場合、法定相続分だと配偶者にあたるお父様が1/2、ご相談者様と妹様が1/2を均等に分けるためそれぞれ1/4となります。
法律で定められている法定相続人とその相続分は上記のとおりですが、必ずしもその通りに分けなければならない、というものではありません。法定相続人同士で遺産分割協議をすることで、誰がどの遺産を、どのくらい相続をするのかという事を自由に決める事が可能です。
しかしながら、遺産分割協議などの話し合いでは分配の内容がなかなか決まらない、まとまらない、揉めている、といったこともしばしば起こります。そういった場合、話し合いをスムーズに進めるためにも、この法定相続分を基準にすることが一つの手助けとなるのではないでしょうか。
ここでご説明した内容は一般的なものとなります。広島にお住まいの方で、相続にお困りの方はひろしま相続遺言相談窓口までご相談下さい。相続人の調査など、相続について幅広くお手伝いをさせて頂きますので、広島の相続専門家として最後まで親身にサポートいたします。
初回のご相談は、こちらからご予約ください
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