相続税とは（基礎控除額の計算と申告納税期限について）

財産の所有者が亡くなると相続が発生します。一般的には相続が発生すると、財産は所有者から相続人へと引き継がれることになります。

この被相続人の財産を相続によって取得する場合、その相続人たちが取得する財産にたいして課される税金が相続税です。

相続税の基礎控除額

相続人が被相続人の財産を相続する際には相続税が課されますが、一定の基礎控除額があり、基礎控除額の範囲の相続であれば相続税は課されることはありません。

基礎控除額は

• 3000万円+600万円×相続人の人数

と決まっております。この基礎控除額を超える場合には、相続税申告をしなければなりません。
相続税申告における相続財産の総額は、被相続人が所有していた不動産や預貯金といったプラスの財産額から、借金等の債務といったマイナスの財産を引いた金額です。
また相続発生時点の財産だけではなく、故人が亡くなる前の3年以内に相続人に対して行っている贈与も相続財産として計算に含まれますので注意が必要です。

相続税申告と納税

相続税は「申告をすること」と「納付をすること」が必要不可欠になります。
まず相続税申告をするには、財産の総額を計算して ”いくら納めるべきなのか”を明確にしなければなりません。
金額が明確になれば、その税額を納付する必要が発生します。

相続税の「申告」も「納付」も、被相続人が亡くなった翌日から10ヶ月以内という期限がありますので、注意しましょう。
この期限をすぎてしまうと、ペナルティとして本来納めるべき税額に加えて、余計に税金を支払うことになります。

相続税申告はもちろんご自身で対応していただくこともできますが、相続税申告に特化した税理士であれば、専門知識を用いた適切な方法で相続税額を抑えることができます。
大切な故人さまが残してくれた財産を無駄にしないためにも、相続税申告は「相続税申告に強い税理士」にお願いすることを強くオススメします。

相続税申告について

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