2025年11月04日
Q:父の再婚相手が亡くなりました。私が相続人にあたるのか行政書士の先生に伺いたい。(広島)
先日、広島にいる父の再婚相手の方が亡くなりました。私はまだ中学生の時に母を亡くして、父は成人するまで男手ひとつで育ててくれました。私は仕事の関係で広島を離れておりましたが、その後父の知り合いの方から良い方を紹介されたらしく、父は幸いにも再婚する事ができました。しかし、その方は父より少し高齢だという事もあってか持病が悪化して先日亡くなりました。広島で葬儀を行うために、私もしばらくぶりに広島に戻りました。その際に、父から「私も相続人にあたるから一緒に相続手続きを進めよう」と言われました。そういった事は考えていませんでしたし、そもそも再婚相手の方とは片手で数える程度しかお会いしたことがなく、相続を受ける間柄ではありません。このようなケースで、私はこの実父の再婚相手の相続人になりえますでしょうか?(広島)
A:ご相談者様と再婚相手の方が養子縁組をされていれば、相続人にあたります。
ひろしま相続遺言相談窓口までお問い合わせをありがとうございます。
再婚相手の相続人に当たるかというご質問ですが、確認して頂きたいのは養子縁組をされていらっしゃるかという事です。
子が法定相続人となるのは、被相続人の実子か、もしくは養子である事が条件です。お話しから推測すると、お父様が再婚されたのはご相談者様が成人してからという事になりますので、その場合はもし養子縁組の手続きはご自身でされているという事になります。成人が養子になるには、養親もしくは養子が養子縁組届の届出をし、両方が自署押印をする事が求められるからです。このことから養子縁組の手続きをしたか否かは、ご自身で判断がつくものと思われます。
養子縁組をされていなければ相続人にはあたりませんが、反対に養子縁組をされていた場合には、相続人に当たる事になります。しかし、たとえ養子縁組をしていても、かならず相続をしなくてはいけないという事ではなく、相続放棄の手続きを行う事により相続をしないという選択をする事も可能です。(自己のために相続の開始があったことを知ったときから3か月以内という期限有り)
ひろしま相続遺言相談窓口では、たくさんの相続に関するご相談をいただいております。初回は無料でご相談を伺いますので、相続に関するご不明点やご相談が少しでもあるという方は、ぜひお気軽にご利用ください。広島で相続に関する専門家をお探しの方はぜひ、ひろしま相続遺言相談窓口までお問い合わせください。広島の皆様のお力になれるよう全力でサポートいたします。
2025年10月02日
Q:行政書士の先生にお聞きします。もしも私が亡くなった場合、前妻は相続人になりますか?(広島)
私は広島在住の60代です。現在は内縁の妻とともに趣味に興じて楽しく暮らしております。内縁の妻とは籍を入れておりません。そして、これから先の事を思うと、ふと心配事が浮かびました。私は20年ほど前に離婚をしておりますが、前妻とは決して良い別れ方をした訳ではなく、できればお互いに関わりたくないと感じていると思います。私の身にもしもの事があった場合、その前妻は相続人になる事はあるのでしょうか。ちなみに、前妻とも内縁の妻との間にも1人も子はおりません。出来れば、私の相続財産は内縁の妻にのこしたいと考えているのですが、その場合はどうしたら良いでしょうか。(広島)
A:離婚している前妻は相続人ではありません。
ひろしま相続遺言相談窓口までお問い合わせをありがとうございます。
結論から申し上げますと、すでに離婚している前妻はご相談者様の相続人になりませんし、お子様もいないというお話であれば、前妻につながる方の中にご相談者様の相続人はだれも存在しません。
しかしながら、思いに反して現在広島で共に生活されている内縁の妻にもご相談者様の相続権はないので、このまま何もしないと内縁の妻に財産を残したいという希望は叶わないことになります。ご存じだとは思いますが、相続における配偶者とは入籍をされている方に限ります。
まず基本的な知識といたしまして「法定相続人」の順位は下記の通りになります。
配偶者:常に相続人
第一順位:子供や孫(直系卑属)
第二順位:父母(直系尊属)
第三順位:兄弟姉妹(傍系血族)
※配偶者は常に法定相続人となり、順位が上位の方が既に死亡している場合にのみ、次の順位の人が法定相続人となります。
相続が発生した場合、「法定相続人」に当たる人がどなたもいらっしゃらなければ、特別縁故者に対しての財産分与制度を使用する事も可能ではあります。この制度を利用することにより、内縁の妻が財産の一部についての受取が可能となる事もあります。しかし、この特別縁故者の制度を利用するには、内縁の妻が裁判所へと申立てを行う事が必須であり、かつ、その申し立ても認められない場合には内縁の妻の財産を受け取りはできません。つまり、何も手立てを打っておかないと内縁の妻には何も財産を残せないという事態になるかもしれません。
もしも、内縁の妻へ財産を残したいという考えをご相談者様が固められているようであれば、遺言書で遺贈の意思を主張しておくという方法はいかがでしょうか。この時におすすめしたいのは、より確実な公正証書遺言での遺言書の用意です。生前対策として是非ご検討ください。
広島にお住まいで、相続についてのご相談や法的に有効な遺言書を作成したいという方はひろしま相続遺言相談窓口までお気軽にお問合せください。ひろしま相続遺言相談窓口では、広島の皆さまから相続・生前対策・遺言書などに関するご相談を多数いただいております。相続の専門家が豊富な経験をもとにしっかりサポートいたします。少しでもご不明点やご不安がある方はぜひひろしま相続遺言相談窓口の初回無料相談をご利用ください。広島の皆様からのお問合せを心よりお待ち申し上げております。
2025年09月02日
Q:行政書士の先生にお聞きします。相続財産を調べていますが、母の銀行通帳が見つかりません。(広島)
広島市内に住む50代の会社員です。先日、広島の実家で暮らしていた母が亡くなり、葬儀を市内の斎場で執り行いました。相続人は父と私、弟の三人です。今は三人で母の財産を調べていますが、母の退職金が入っているはずの口座の通帳とキャッシュカードがどうしても見当たりません。生前「退職金には手を付けていない」と母が話していたので残っているはずですが、どこの銀行かを聞いていなかったため確認できず困っています。家族が自分で銀行を調べることは可能でしょうか。行政書士の先生教えてください。(広島)
A:戸籍謄本などで相続人であることを証明すれば、銀行に残高証明を請求できます。
まずは、お母様が遺言やエンディングノートを残していないかをご確認ください。こうした書類には通帳や口座の情報が書き留められていることがあります。実際、遺族がすべての口座を正確に把握していることは少なく、ちょっとしたメモが重要な手がかりとなる場合があります。
それらが見つからなければ、次のような方法を試してみてください。
- 遺品整理を丁寧に行い、通帳やキャッシュカードを探す
- 郵送物や取引明細、銀行名の記載がある封筒を探す
- 粗品(カレンダー・タオルなど)に銀行名が印字されていないか確認する
- 手がかりがなければ、自宅周辺や勤務先近くの銀行に問い合わせる
銀行へ照会を行う際には、必ず「相続人であることの証明」として被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本や、相続人全員の戸籍謄本が求められます。これらを準備した上で、口座の有無や残高証明、取引履歴を依頼することが可能です。
相続財産や相続人の調査は手間も多く、思うように進まず時間がかかるケースが少なくありません。ご自身での調査に不安がある場合には、専門家に依頼することでスムーズに進められます。
ひろしま相続遺言相談窓口では、広島エリアの皆さまから相続に関するご相談を多数お受けしています。戸籍収集や財産調査から相続手続き全般まで、行政書士が豊富な経験をもとにしっかりサポートいたします。広島で相続や遺言、生前対策をご検討中の方は、ぜひひろしま相続遺言相談窓口の無料相談をご利用ください。専門家が親身になって対応いたします。(広島)
2025年08月04日
Q:相続手続きにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。行政書士の先生、教えてください。(広島)
先日、広島の実家に住んでいた父が亡くなり、私が喪主となって葬儀を執り行いました。長く闘病生活をしていましたので、覚悟はしていましたが、やはり寂しいものです。
知人に父が亡くなったことを話したとき、相続の手続きには時間がかかるので早めに進めた方がいい、とアドバイスを受けました。私は広島から離れて暮らしていますので、なかなか相続の手続きに時間を取ることが難しいのですが、相続人は母と私の2人だけで、母は高齢ですので、私がやろうと思っています。
一度手続きをするために広島に帰省しようと考えていますが、相続の手続きにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。また、相続手続きを行うにあたって、必要な書類があれば、教えていただきたいです。父の財産は広島の実家と銀行にいくらか預貯金があるようです。(広島)
A:相続財産によって、かかる期間がかわってきます。
相続手続きにかかる期間についてですが、相続財産によって手続きの方法やかかる期間が異なります。
相続財産は金融資産(現金や預貯金・株など)と不動産(ご自宅の建物や土地など)の2つに大きく分けられ、それぞれ手続きの方法やかかる期間が異なりますのでご説明します。
◆金融資産
金融資産の相続手続きでは、亡くなった方の銀行口座の名義を相続人名義へ変更、または解約し、相続人へ分割します。金融機関により、多少異なりますが、戸籍謄本一式、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、各金融機関の相続届等が必要となり、一般的に2カ月弱かかります。
◆不動産
不動産の相続手続きでは、法務局で申請をし、亡くなった方が所有していた不動産の名義を相続人名義へ変更します。
必要書類としては戸籍謄本一式、亡くなった方の住民票除票、相続する人の住民票、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、固定資産税評価証明書等があり、お手続きには一般的に2カ月弱かかります。
なお、相続人の中に未成年の方がいたり、行方不明の方がいる、ご自宅で自筆証書遺言が見つかった場合などには家庭裁判所での手続きが必要となるため、さらに時間がかかりますので、早めに手続きを行うことをおすすめします。
相続手続きは正確かつ迅速に行う必要がありますので、相続が発生した際は相続手続きを得意とするひろしま相続遺言相談窓口の行政書士にお任せください。広島をはじめ、多数の地域の皆様から相続手続きに関するご依頼を承っているひろしま相続遺言相談窓口の専門家が、広島の皆様の相続手続きがよりよいものになるよう、手続き完了までしっかりとサポートをさせていただきます。初回のご相談は無料でお伺いしておりますので、広島の皆様、ならびに広島で相続手続きができる事務所をお探しの皆様におかれましてはお気軽にご連絡ください。
2025年07月02日
Q:父の相続をするにあたって、法定相続分について行政書士の先生に伺いたい。(広島)
広島で暮らしていた父が亡くなり、相続手続きを進めています。実家中を探しましたが、遺言書は見つからないため、相続人で財産をどのように分割するか話し合わなければなりません。相続人は母と私と妹が当てはまりますが、妹はすでに他界しているので、母と私で話し合いをすすめていました。ところが、妹の夫から連絡があり、妹の子供が相続人になるのではないかというのです。父から見ると孫にあたる妹の子供は相続人になるのでしょうか。その場合、どのように分けたらいいのか法定相続分の割合を教えてください。(広島)
A:相続順位によって法定相続分を確認できます。
結論からお伝えすると、今回のケースでは妹様のお子さまも相続人に該当します。法定相続分は以下のようになります。
配偶者であるお母様:1/2
ご相談者様:1/4
妹様のお子さま:1/4(お子さまが2人以上いる場合には、お子様の人数で1/4の財産を分割します)
法定相続分について簡単にご説明します。
相続において、配偶者は必ず相続人となり、その他の相続人の順位によって法定相続分が異なります。また、民法で決められた遺産を相続する人の事を「法定相続人」といいます。
第一順位:子供や孫(直系卑属)
第二順位:父母(直系尊属)
第三順位:兄弟姉妹(傍系血族)
第一順位の相続人がいない場合や既に亡くなっている場合には第二順位の人が法定相続人になります。第二順位の相続人も無くなっている場合には第三順位の人が法定相続人になります。
民法第900条(法定相続分)
同順位の相続人が数人あるときは、その相続分は、次の各号の定めるところによる。
一、子及び配偶者が相続人であるときは、子の相続分及び配偶者の相続分は、各二分の一とする。
二、配偶者及び直系尊属が相続人であるときは、配偶者の相続分は、三分の二とし、直系尊属の相続分は三分の一とする。
三、配偶者及び兄弟姉妹が数人あるときは、配偶者の相続分は四分の三とし、兄弟姉妹の相続分は、四分の一とする。
四、子、直系尊属又は兄弟姉妹が数人あるときは、各自の相続分は、相等しいものとする。ただし、父母の一方のみを同じくする兄弟姉妹の相続分は、父母の双方を同じくする兄弟姉妹の相続分の二分の一とする。
ここまで法定相続分についてお伝えしてきましたが、相続では必ず法定相続分で相続をしなければならないわけではなく、目安となります。遺言書の残されていない相続では法定相続人全員での話し合い(遺産分割協議)を行い、誰がどのくらい相続するかを決めることができます。
相続は何度も行うことではなく、ご自身での判断が困難な場合もあるでしょう。相続において不安なことがある際には相続の専門家へ相談することも一つの手です。
ひろしま相続遺言相談窓口では、広島のみならず、広島周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きに関するたくさんのご相談をいただいております。
相続手続きは慣れない方にとっては複雑な内容となり、多くの時間を要する手続きになるかと思われます。ひろしま相続遺言相談窓口では広島の皆様のご相談に対し、最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、ひろしま相続遺言相談窓口では広島の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。
広島の皆様、ならびに広島で相続手続きができる行政書士および事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
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